シオガマギクが咲き始めました。
菊という名が付いていますが、きく科ではなく、ごまのはぐさ科なのです。
我々はガイドをするときにその名の由来の説明から導入するのですが、
ちょっとやっかいな植物です。
シオガマはどこから来たのか?
シオガマはどこから来たのか?
「葉まで(浜で)きれいなので塩釜」・「綺麗な浜は塩釜である!」だから「シオガマである!。」
ダジャレで名前を付けたのでしょうか?
名付け親は学者さんだと思いますが、こんなイージーな名付けで良かったのですね!
観察会でちょっとだけ笑いが取れるかも知れません。
本日は尼ケ禿山のコイチヨウランを確認したくて入山でした。
本日は尼ケ禿山のコイチヨウランを確認したくて入山でした。
天候は「湿度がちょっと高いかな?」と思わせる程度、
そのため傘も持たずに、ダム湖西側から歩き出しでした。
遊歩道入り口の標識はツキノワグマの噛み痕が残されています。
遊歩道入り口の標識はツキノワグマの噛み痕が残されています。
「ここから先は俺(クマ)が居るから気をつけろよ!」と警告を発しているようです。
遊歩道では、転がっていた倒木がツキノワグマによって割られています。
遊歩道では、転がっていた倒木がツキノワグマによって割られています。
中に潜んでいた甲虫の幼虫を探して食べたのでしょう。
倒木が土に戻るのを促進させる生物にキノコ類が想像されますが、
ツキノワグマの餌探しも朽ち木を粉砕するため、土に返す強力な力となっているようです。
尼ケ禿山頂近くにあるコイチヨウランのポイントに着いた頃は、雨が強くなって来ました。
尼ケ禿山頂近くにあるコイチヨウランのポイントに着いた頃は、雨が強くなって来ました。
傘を持たないためにカメラは出せず、やむなく下山でした。
下山途中、オクモミジハグマを確認。
下山途中、オクモミジハグマを確認。
この名の由来もまた難解です。「奥紅葉白熊」 と書くのですが、
葉が紅葉に似ていること。ハグマとはチベットの高地に棲むヤクの毛で作られた、
宗教的な飾りに似ているためとされています。
そして日本列島の奥(北部)にあるからだそうです。
この名付けは、まじめに考えた様子がうかがえました。
セミナーハウスへの分岐付近でコイチヨウランを再度確認。
雨も小降りでしたので、カメラを濡らしながら何とか画像を確保できました。
その後、水源ルートからブナ平へ、雨具を装着していても、前身ずぶ濡れです。
そしてカメラも。急いで帰宅しカメラの手入れでした。