2012年3月26日月曜日

玉原湿原ニュース3月3日

お久しぶりです。ついに2月は一度も報告しませんでした。
私は元気でしたが、諸事情がありまして、申し訳ありませんでした。

昨日は下界は雨模様、湿った風が尼ケ禿に吹き付けるために、
霧氷が確認できる事があるのです。

玉原スキーパーク駐車場を9:00に出発。
中心広場から見る尼ケ禿山には、沢山の霧氷が着いているのが確認できます。
天候は、陽は射しているものの雲の動きが速く、風が強そうです。

雪が締まってきているためスノーシューへの雪の抵抗が少なく、歩行はスムーズでした。

第5鉄塔付近からブナに霧氷が着き始め、
山頂に近づく程に素晴らしいロケーションが広がりました。

この場所は水上側から強風が吹き付けるために雪上に風紋が刻まれるのですが、
面白い風紋を見つけました、ブナの殻斗が落ち、
それが風よけになり後方の雪が残されたのですが、今度は下側が削られ、
持ち上げられたようになったのです。自然のオブジェでした。

この時季に私のお気に入りブナがあるのですが、見事に霧氷を着飾っていました。
オオカメノキやブナの冬芽も霧氷に覆われて居るのですが、
その状況は、沢山の細かな針が突き刺さっているのかと思わせるようでした。

空を雲が走ります。霧氷は陽射しと青空があって映えるのです。
そのため雲の移動を待ちながらの画像確保でした。
しかし本日の霧氷は、今まで経験をしていないほどの見事さでした。
普通、霧氷は寒気が吹き付ける方向に育つのですが、霧氷が着いている枝を確認すると、
南北両側に着いているのです。これは昨日の雨の影響で南側に着き、
次いで水上側からの寒気によって北側が育ったと想像しました。
そのため見事な太った霧氷になったのでしょう。

尼ケ禿山頂11:00頃登頂。山頂は強風によって雪庇が大きく育ち、
5mを超えていました。気温が上がり雪が緩めば落ちます。気を付けなければいけません。

オオカメノキ
オオカメノキ

ブナ霧氷
ブナ霧氷

ブナ霧氷
 空を覆う霧氷

尼ヶ禿山
尼ヶ禿山

雪庇がせり出す山頂
雪庇がせり出す山頂

風紋
風紋