2012年1月11日水曜日

玉原湿原ニュース1月10日


仲間のペンションに問い合わせると、
積雪は1mを超えた様子、それではと、玉原初ウォークです。

下界を出発時の気温は、朝8:00でマイナス6℃です。
これでは玉原冷え込みはすごいことになって居るかも知れないと思っていましたが、
なんと玉原に近づくにつれ気温が上がってゆき、2℃も暖かくマイナス4℃でした。

マイナス4℃と言っても、陽射しがあり風もなく非常に穏やかな玉原です。
前日まで下界からは玉原方向は雪雲に隠れ、何も見えなかったのです。
そのためこれから出会える風景に期待がふくらみます。

新雪のために歩行は困難を強いられると想像していましたが、
意外とスノーシューは沈まず、20cm~30cm程です。

中心広場に下りた所で、先行するスノーシュートレースが残されていたために、
その上を歩行することにしました。このことで疲労がかなり軽減されます。

中心広場~銅金沢砂防ダム~ブナ平~湿原~環境センターの行程でスノーシューを進めます。
ブナ平では気温が下がり頬を寒気が差し込んできますが、
風もなくブナの木々には雪が積もり最高のコンディションで、
ブナ平がご機嫌で我々を迎えてくれました。

眼を落とせば雪の上にテンやネズミの足跡が確認され、
テンについては木登りをして飛び降り、
また登り飛び降りるのを繰り返したフィールドサインも確認できました。
しかし、見とれて足を取られ転んでしまいますと、
雪まみれの雪女になってしまいますから気をつけましょう!

本年はヤドリギノ実があまり付いていません、不作なのでしょうか?
湿原付近では、例年雪が積もると目線で観察できるポイントがありますが、
何とか結実していました。
しかしまだ熟しておらず、色合いもあまりきれいではありませんでした。

11時半頃環境センター着。自然環境センターは重い雪に耐えていました。
昼食では、玉原が本年も良い年であるよう願って乾杯でした。

雪が重くなってきたために、帰路は無理をせずに道路を歩くことにしましたが、
そこでは1cm程の多数のユキクロカワゲラ(セッケイカワゲラ)が
上流を目指す行動を確認することが出来ました。

アカミノヤドリギ
アカミノヤドリギ
ブナ平定点
ユキクロカワゲラ
玉原湿原
自然環境センター