ここ数日の週末は天候に恵まれていませんが、
思いがけず時間が取れたので悪天候の中、仲間を誘っての入山でした。
紅葉前線は、あっという間のスピードで下っていました。
紅葉前線は、あっという間のスピードで下っていました。
玉原高原への途中にある強清水(こわしみず)も良い趣になっていました。
湿原ではトンボたちの姿もなく、周辺にあるナナカマドやズミ、
湿原ではトンボたちの姿もなく、周辺にあるナナカマドやズミ、
そして遊歩道沿いのアクシバの実は滴を溜、来る雪をじっと待っているような気がしました。
ブナ平ルートを左回りでの巡視でした。
ブナ平ルートを左回りでの巡視でした。
遊歩道沿いでは晩秋の食用キノコのクリタケやキナメツムタケを確認。
そして本年画像を撮ることが出来ず、残念に思っていました。
ウスキブナノミタケの新鮮な個体にも会えました。
このキノコの傘は5mmにも満たない小さなキノコですが、
ブナの森でしか生えていないキノコなのです。
それは名前にもあるようにブナの実から出ているキノコなのです。
11月になっても出会えて幸運でした。
ブナ平下山時に事件に遭遇しました。
ブナ平下山時に事件に遭遇しました。
ここにはホウノキとブナでニホンミツバチが営巣をしています。
それを狙ってツキノワグマがアタックを繰り返していたのです。
そのためにその現場を押さえようと、自然史博物館によってカメラトラップが仕掛けられています。しかしアタックをしたのは熊ではなく、キイロスズメバチでした。
ホウノキの巣はかなりダメージが大きい模様で、出入りする蜂の姿は少なく、
ホウノキの巣はかなりダメージが大きい模様で、出入りする蜂の姿は少なく、
入り口には蜂の死骸が重なり、まだ動いている個体もありました。
またブナに作られた巣は沢山のニホンミツバチが飛び交っていました。
この時季には花もなく蜜を集められないはず、
このことで蜂たちがあわて右往左往している状況だと推測しました。
ここでは2頭のキイロスズメバチが活動し、捕まえては食べていました。
過去にスズメバチの襲来を察知した巣では、
過去にスズメバチの襲来を察知した巣では、
蜂たちが数十匹で入り口を固めスズメバチに向かって
威嚇行動を取っているのを確認していましたが、本日はほとんど確認できませんでした。
多分その役割を持つ蜂たちが殺され、巣穴入り口に積み重なっているのかも知れません。
玉原のブナの森での生態系の一部分です。我々はただ見守るだけでした。
環境センターで昼食後、サイクリングロード経由で帰路につきました。
玉原のブナの森での生態系の一部分です。我々はただ見守るだけでした。
環境センターで昼食後、サイクリングロード経由で帰路につきました。
そこでは冬鳥として玉原にやって来ましたアトリの群れに出会い、
画像を撮ることが出来ました。
ここではダム工事時の土捨て場に植えたケヤマハンノキの種子を狙って群れるのです。
名残の紅葉のコミネカエデがきれいです。そしてアキグミも熟しています。
名残の紅葉のコミネカエデがきれいです。そしてアキグミも熟しています。
口に含むと渋みが広がりますが、酸味も薄れ美味しい甘みを感じることができました。