2012年9月13日木曜日

コンパクトカメラでの映像です。

 私のカメラは、仲間から提供されましたCanon EOS 40Dを常用していますが、別の仲間がフェイスブックに投稿しました画像に刺激され、コンパクト・デジタルカメラを購入してしまいました。今回はそのカメラを持っての入山でした。
 アキノギンリョウソウが首を持ち上げ始めました。梅雨時のギンリョウソウと比べると、色にブルーが差しおしゃれな花です。
 環境センターに向かう沢すじでは、サラシナショウマが盛りになっています。白い小さな花の集まりの花穂は30cmを越えるでしょうか、風に揺れています。
 調整池を見るだけでは、秋の気配は無く夏の気配ですが、周辺の花達は初秋を彩る者達ばかりとなってきました。
 アケボノソウが咲き出しました。リンドウの仲間で、花の中央を朝日と見立て、「朝日が昇りました。そして山の向こうには、まだ星が残っています。」そんな意味の花なのです。「曙草」名前を付けた人に拍手を送りたいです。
 湿原はアキノキリンソウが盛りです。そして足下では、トンボのアカネ属ではいちばん小さなヒメアカネが飛び交っています。このトンボは、湿原に霜が降りる頃まで生活し一生を終えるのです。
 林縁では日本固有種のミヤマシグレの実が赤く主張をしています。眼を下ろすとショッキングピンクの面白い形をしたキノコが確認できます。それはスッポンタケの仲間のキツネのエフデと呼ばれるキノコだそうで、悪臭を放ち、蝿達によって胞子を運んで貰う、特殊な生活をしているキノコでした。その後アケボノシュスランに遭遇、繻子の名を持つこのランは別名ビロードランとも言われています。
 ブナの幹でザトウムシが動きます。マメに針金を付けたような蜘蛛に見える形をしていますが、系統的にはサソリに近い種なのだそうです。私は子ども達には「ブナの森の釜爺」と紹介しています。「釜爺」とは千と千尋の神隠しの中に出てくるキャラクターです。そうすると子ども達は、いやがりもせず手を出してくるのです。
 ニホンミツバチとキイロスズメバチの騒動はどうなったのでしょう?気になり、再度訪ねましたが本日もまた抗争が繰り返されていました。と言うことは、まだ持ちこたえていたのです。頑張れニホンミツバチ!! ん!この考えってナチュラリストとしてはいけない考えですね


 アキノギンリョウソウ
サラシナショウマ
アケボノソウ
アケボノソウ(アップ)
アキノキリンソウ
ヒメアカネ♀
ミヤマシグレ
キツネノエフデ(キノコ)
アケボノシュシュラン
ザトウムシ
キイロスズメバチ

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