2012年7月20日金曜日

ペンションから湿原ルート

 ブナの緑が濃く夏色です。自然環境センターではウサギコウモリが待っていてくれました。ストロボ撮影になるのですが、迷惑そうに眼を開けています。ウサギコウモリの特徴である長い耳はたたみ込まれていますが、これは落ち着いているときの様子で、警戒をしているときは長い耳を立て様子をうかがうのです。
 
 湿原は黄色く染まっていました。ユリ科のキンコウカが盛りです。その中にランの仲間のミズチドリがポツポツと混ざり、足下では小さなモウセンゴケの花が咲き出しました。そして一輪だけでしたがコオニユリの花も確認できました。

 湿原の縁で7~8ミリのミヤマイボタの花が咲いていますが、本年は特にきれいに感じました。ランの仲間のクモキリソウを確認です。この花の形は蜘蛛を頭胸分と腹部を切り離した形に似ているからとか、蜘蛛の子を散らす(蜘蛛散り草)から名が付いたとかありますが、どちらでしょう?
 
 マルバフユイチゴが咲いています。8月後半には酸味の強い赤い実が熟れるでしょう。キャンプ場ルートに入る前にブナ平入り口のニホンミツバチを訪ねました。ブナのニホンミツバチは活発に活動していて完全復活です。

沢山のサルナシ花を確認でした。キウイフルーツの仲間なので雌雄異株なのですが、遠くて確認できません。実を着ける雌花であることを祈りたいです。なぜならば、本年は秋の実りが期待出来ないためにツキノワグマの餌がないのです。
ウサギコウモリ
 湿原のキンコウカ
 ミズチドリ
 モウセンゴケ
 コオニユリ
 ミヤマイボタ
 クモキリソウ
 マルバフユイチゴ
 ニホンミツバチ
 サルナシ

0 件のコメント:

コメントを投稿